ブラケットの金メッキ
先にアップしたブラケットの金メッキについての説明です。
“金めっき”について
金めっきは、古くから人々に好まれ、親しまれてきためっきで、装身具、ライター、照明器具、時計、眼鏡フレーム、食器具、各種インテリア、仏具、釣針など、多方面で使用されています。金めっきでも、その使用目的によって膜厚や硬さなどは変わってきます。例えば、照明器具と腕時計ケースとでは、同じ仕様の金めっきをすることはなく、照明器具が0.1μm以下の軟質金めっきで、保護膜としてクリアラッカー塗装を施すのに対して、腕時計では硬質金めっきを1μm以上してあるのが普通です。これは、前者が外観のみを重視するのに対して、後者は外観と耐磨耗性を考慮しなければならないからです。
金めっきは厳密な意味で純金ではない場合が多く、何等かの合金金属が含有されて、ある程度の硬さを出しています。純度に応じて24Kめっき(純度98%以上)から14Kめっき(純度56?60%)までのものが使われています。
めっきの色調も添加する金属により変化させることができ、黄金色から黄色、ホワイト、グリーン、ピンク、ローズなど微妙な色合いを出すことが可能です。
デンツプライ三金製品のタイニロイゴールド、クリアブラケットのゴールドスロットには、独自の技術により外観および物性に優れた金めっき処理を施しています。
“めっき”の語源
めっきは当初は“金銅”と呼ばれていました。古墳からの発掘物で「金銅××」といえば、「金メッキした銅製の××」のことを意味しています。金銅仏像が朝鮮百済から我が国に伝来したと記録されている日本書紀の記述は、金銅に関して確認されている最古のものといわれています。その後、朝鮮や中国との交流を通じて、金銅の技術が我が国に伝えられ、東大寺の大仏建立に集大成されました。
その金銅の技術は、金を水銀に溶かした金アマルガムを大仏の表面に塗布し、加熱することにより水銀を蒸発させて金塗膜のみを残す“焼着法”(金アマルガム法)と呼ばれていました。この過程で金が水銀の中に消滅するようにみえたため、この焼着法を、滅金と呼んだのが始まりです。
また、金アマルガムを塗ることで金の皮膜が得られることから、塗金とも称されました。これらが、長い年月を経て、滅金=めっきと表現され、塗金=鍍金と変化したのです。この焼着法による金、銀めっきは、鍍金師あるいは飾り職人の手で刀剣や仏具、装飾品に延々と明治時代の後期まで使用されていました。
結局、1○金?なのか、分かりませんでしたが。
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