睡眠時無呼吸症候群
こんな書き込みを見つけました。
最近の研究では、睡眠時無呼吸症が、糖尿病や高血圧、
脳卒中や心臓病などの重い病気まで引き起こすことが明らかになってきたそうです。
睡眠時無呼吸症は、舌の根元がのどに落ち込んで気道をふさぐために起こります。太った人がかかると思われがちでした。
日本人を対象にした調査では、43%の方が肥満ではなかったそうです。
では、なぜ睡眠時無呼吸症になるのかというと、顎が小さいからだそうです
顎に対して舌が大きくてふさぎやすくなるのです。
欧米の人に比べ日本人はあごが小さい人が多く、8割が「小さいあご」に当てはまるそうです。
歯並びが悪い人も、小さい顎の可能性があります。
歯並びと顎の状態によりますが、歯列矯正治療で顎を広げたり、舌側に傾いたり飛び出した歯をきれいに整えることで、舌の器を大きくして、睡眠時無呼吸症になりにくくする効果が期待できます。
これからは可能な限り非抜歯で舌の部屋をひろげる矯正治療を行い舌の訓練も指導も大切です。
歯列矯正が、虫歯・歯周病予防だけでなく、糖尿病や高血圧、脳卒中や心臓病などの重い病気の予防にもつながるということになるのですね。
本当にそうなのでしょうか?
先にも述べたように日本人の顎は小さくなってはいません。
また、顎の大きさに対して舌が大きいとしたら、バクチネータメカニズムが働いて歯は前方傾斜し、
舌房は確保されるのではないでしょうか。
そうすれば、顎が小さくなっているとしても睡眠時無呼吸症候群は起こらないような気がします。
なのに睡眠時無呼吸症候群が増えるているとしたら他に要因があるのではないでしょうか?
別の見方をすれば、本当に睡眠時無呼吸症候群は最近になって増えているのでしょうか?
実は昔から存在した可能性はないのでしょうか?
ゴリラやチンパンジーにも睡眠時無呼吸症候群は認められています。
ゴリラやチンパンジーの顎の骨も小さくなっているのでしょうか?
アメリカの矯正歯科学会では、前歯を後退させることで、
舌房が小さくなり睡眠時無呼吸症候群を誘発させるのでは、との指摘が出されていますが、
これは舌房の狭小化が睡眠時無呼吸症候群を誘発するといった定義付けの上で成り立つ論理です。
現時点では、この問題に対する答えを導き出すためのエビデンスは得られていないように思えます。
これからの我々の研究課題の一つであることは確かであろうと思われました。
足立、守谷から矯正歯科をお探しの方は、矯正歯科飯島クリニックへ!