費用や期間を軽減できる部分矯正。
メリット・デメリットをしっかりご説明いたします。
部分矯正とは?
- 前歯の並び方は気になるが、治療期間が長くて悩んでいる
- 矯正治療を受けたいが、治療費が高い
- 歯の軸がおかしいので被せ物が入れられないと歯医者で言われた
こんなお悩みをお持ちではありませんか?そんな患者さんには、部分矯正をおすすめします。部分矯正は気になる部分だけを治療することができますので、期間や費用を大幅に軽減することができます。 小児矯正で部分的に装置を装着する場合は、I期治療(約30万円~)となります。部分矯正は原則として成人の方(旺盛な成長発育が終了していること)が対象となります。
部分矯正の特徴
- 全顎矯正に比べ、短期間で治療が終了する(2~12ヶ月程度)
- 大がかりではない装置のため痛みや不快感が軽度である
- 治療費が比較的安価
部分矯正で用いる装置例
部分矯正にはデメリットもあります
部分矯正は診断・治療ともに非常に難しいものです。「前歯だけを治したい」と思って部分矯正をしても、奥歯の不正咬合と関連がある場合、早期に後戻りしてしまう可能性が高くなります。また、部分矯正では装置をつけられる歯の数が限られているため、動かしたくない歯へも負担がかかってしまい、結果的に全体の噛み合わせを崩してしまうといったトラブルも起こりうるのです。
近年、インプラント矯正の普及により、より安全で正確な部分矯正が可能となってはいますが、さまざまなメリットやデメリットをご理解いただいた上で決定していければと思っています。
部分矯正の実態
部分矯正ができない方は?
- 前歯などを部分矯正をすることで、奥歯の咬み合わせなどその他の部位が今現在よりも悪くなってしまう場合。
- 症状の改善に抜歯が必要である場合(一部例外もある)。
- 部分矯正では主訴の改善が果たせない場合。 冒頭にも述べましたように、部分矯正は、大変難しい治療であり、適用症例は限定されます。 しかし、ご本人にはなかなか上記の適用外症例かどうか見極めがつかないと思います。 まずはお気軽にご相談下さい。